中学生の末娘がSNSで脅されたので撃退します。第17話

本当に知られていた個人情報

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スマホでのメッセージのやりとりを

兄に代わってもらいうまく相手を誘導すると

どこで手に入れたか、めいちゃんの中学の部活の集合写真が送られてきました

 

名前も、通っている中学校も、住んでいる地域もばれている。というのは嘘ではない。

そう確信できる情報を得た一家は、いよいよ相手にトラップを仕掛けようとします。

本編

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もう弱みはない

たとえ家族の後押しがあったとしても、

心身ともに限界だっためいちゃん本人が相手に対し強気な態度を取れるはずもなく

近所でも「そっくり」と有名だった姉が、めいちゃんに扮して直接対決を試みます。

 

「当て逃げの件は相手に謝罪を済ませ修理費も支払った。

これでもう脅されるようなことはない」

 

そうはっきり告げるのですが…

 

 

 

人生十数年、数十年と生きていれば、

誰しも「これは拡散されたくない」といった経験をひとつやふたつ持ち合わせているでしょう。

自覚のある無しに関わらず、恐らく完全クリーンな人間なんてほとんどいないんじゃないでしょうか。

 

一昔前であれば、ちょっとした若気の至りや悪事も狭い世間の思い出話になったり

時折「武勇伝」のように語られることすらあった程度だったそれは

ネットの普及と共に「一生許されない罪」として拡散されるようになってきました。

 

自分がたとえ「非常識なこと」だと認識していなくても

ネットに流せば多くの人に非難され炎上する…

 

漫画や映像作品、クリエイティブな仕事ですらそういった紙一重の現状に

気にしすぎると何も書けなくなるけれど、どこまでの表現が許されるのか。

表現の自由と常識非常識の扱いはとても難しいものです。

 

「投稿」ボタンを押す前に、その発信に対する責任を取れるのかどうか。

一旦指を止めて考えるのが必要な世の中になってきたなぁと恐ろしくも感じます。

 

そんな、大人だってできない人が多いようなことを

こどもたちにとってはもっと難しいこと。

この難しい境界線をどのように伝え、どのように解釈すべきなのでしょうね。

 

つづきます。

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※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

 

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