中学生の末娘がSNSで脅されたので撃退します。第16話

直接対決

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「どうしても写真を送らないとだめ？」

母と兄の助言で「写真の送信を強要された」証拠を取ろうとしたものの

何かを察知してか

「写真を送ってもらうのと、ネットにバラす話は別だから自由にしたらいい」と言う相手。

汚いやり口にぞっとしながらも、「直接対決」を試みようとする…！

本編

本当に知られていた個人情報

スマホでのメッセージのやりとりを

兄に代わってもらいうまく相手を誘導すると

どこで手に入れたか、めいちゃんの中学の部活の集合写真が送られてきました

名前も、通っている中学校も、住んでいる地域もばれている。というのは嘘ではない。

そう確信できる情報を得た一家は、いよいよ相手にトラップを仕掛けようとします。

…と、この部分も実は完全実話を元にした内容なのですが

SNSで知り合った相手に、自身のフォロワーを探られ

その中から名前や学校名がわかる投稿を発見され、個人特定に至った。という

なんとも他人事では済まされない出来事。

部活なんかをやっていると、好成績を残せば名前や学年は掲載されることもあるし

集合写真を載せると所属チームはもちろん、ユニフォームに姓名が印字されていたりしますから

「個人を特定しよう」と相手が本気になれば決して不可能ではない世の中。

これを完全に回避するには極端に言えばネットを絶つか

プライベートな知り合いとの相互フォローをしないなどが対策法…となるけれど

そもそも友人たちと繋がるSNSを楽しんでいる場合も多いため難しい人も多いでしょう。

最近、我が家のこどもたちの通う学校での行事ごとの際は

「本イベントの動画や写真などをSNSに掲載することは控えてください」というアナウンスが必ず流れるようになりました。

それだけ世の中も、こういった問題に敏感になっているということ。

自身の判断で自分の情報を流すのは構わないとは思ったりする反面、

他人の情報まで一緒に流してしまうことがないよう、気をつけたいところです。

つづきます。

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※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

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