誰かにとって悪人でも 第11話

差し出されたお菓子

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はじめから読む

自暴自棄になり飛び降りようとした望くんを止めた糸ばあ。

その理由は、橋のちょうど下側にある自分の畑を守るためでした。

「どこかにいけ」と追い払おうにも、「お腹が空いて動けない」という望くん。

そんな望くんに、糸ばあは自身が販売している手作りのお菓子を押し出し…

 

【登場人物】
望(のぞむ) 中学3年生。このお話の主人公
糸ばあ 嫌われ者の意地悪ばあさん

本編

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おいしい

糸ばあが汚いカートに入れて販売しているよくわからない怪しいお菓子。

けれども望くんにとっては、数日ぶりのまともな食料でした。

 

怒鳴られるままに口に運ぶと、甘くてふわふわの食感が口の中に広がり

それはそれはおいしく、あっという間に平らげてしまいました。

 

つづきます。

 

※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

 

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はじめから読む

 

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