誰かにとって悪人でも　第234話

きせいさき

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厳しい言葉で突き放す割に

いつも美味しいご飯とふかふかのお布団を用意してくれる糸ばあ。

今まで得たことのない「普通の生活」を

希はすっかり気に入ってしまいました。

ここにずっといるためには「紬」と一緒にいればいい。

そんな考えから、紬に甘い言葉を囁く希。

そんな中、家族に捨てられ糸ばあの家へと転がり込んだメグムと知り合うのです。

本編

結局みんな同じ

家族に捨てられ、行くあてもない。

自分と似ている境遇であったメグムに興味を抱く希。

ある日、一線を超えてしまったことが糸ばあの逆鱗に触れ

気に入っていたあの家を追い出されてしまいます。

それからも何度もメグムに会いに家に訪れても

糸ばあに追い返され、メグムも自分と会おうとはしない。

結局メグムも、今まで出会った女の子たちと同じだったのだ。

そう希は感じてしまったのです。

つづきます。

※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

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