家族全員でいじめと戦うということ　第六十話

更なる加速

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ハルコちゃんへの無視が先生にバレたと感じたクラスメイトたちは

それ以降、遊ぶときは必ずハルコちゃんを誘うようになりました。

しかしその実態は

「その場に呼ぶだけで仲間には入れない」という

ただの目眩しだったのです。

そして…

まるで遮るかのように

元気そうに見えた先生が突然体調不良を原因に辞職をしたと知らされ

クラスメイトたちは皆、はじめこそ少し動揺をしていたのですが

代わりが見つかるまで代理の先生が交代で授業をすることとなり

教室で起こっているすべての事柄について先生の目が届きにくくなったことで

ハルコちゃんへの無視やサキコちゃんへのいじめ行為が「よりし易く」なってしまい

どんどん歯止めが効かなくなっていきました。

ある日、日直の仕事のことでハルコちゃんから話しかけられたまやちゃんでしたが

まるでそれを遮るかのように遊びに誘われました。

サキコちゃんの一件を一部始終目撃していたまやちゃんは

言い知れぬ不安から、その誘いを押し退けてハルコちゃんの声に耳を傾けることはできなかったのです…

つづきます。

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【監修：白目みさえさん】

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※こちらのお話は、友人の実体験を元に身バレ防止の観点からフィクションを織り交ぜて描いております。

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