家族全員でいじめと戦うということ 第五十二話
- 2023.01.18
- 02 実話体験
- 05 家族全員でいじめと戦うということ
捨てられたはずのプレゼント
まやちゃんが泣きながら、懸命に差し出した手に持っていたのも。
それは、一年前の「お楽しみ会」でみんなの前でゴミ箱の捨てられたはずの
あのプレゼントだったのです…
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きてくれて「ありがとう」
娘の気持ちを考えると
「お楽しみ会」でされたことは許せない。
直接いじめた子も、それを傍観していた子も、とても許せるものではない。
けれど、きっとまやちゃんも辛く悲しい思いをしていたのだ。
この子もいじめの被害者の一人なのだ。
次第に明らかになる真実に、追い詰められて落ち込んだり泣いたり…
こどもがこんなに頑張って勇気を出したというのに、自分は一体何をしているのだろうか。
まやちゃんを責めることは決してせず
ただただ「ありがとう」と伝えたナツミさん。
勇気を出してきてくれたまやちゃんの姿を見て
自身も気を強く保とうと誓ったのです。
つづきます。
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【監修:白目みさえさん】
心療内科の受診の流れなどの参考情報を監修頂きました。
ありがとうございます!
※こちらのお話は、友人の実体験を元に身バレ防止の観点からフィクションを織り交ぜて描いております。
ナツミさん一家は現在とても幸せに暮らしています。
そこに辿り着くために選んだ選択や行動に関しての誹謗中傷などはどうかお控えください。
家族全員でいじめと戦うということ。
書籍化に伴い大幅描き直し修正
書き下ろし「りぃの記憶」収録
誰かにとって悪人でも。
縦読み用に再編集。内容はブログと同じです。
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涙が止まりません
胸が苦しいです
私も小学校4年生から中学卒業までいじめにあっていました
親にも先生にも誰にも言えず…いじめられていると親が知ると悲しむだろうと思うと絶対に言えませんでした
今は家庭をもち幸せですが、いじめられていた日々を思い出すと今でも悲しく苦しくなります
自殺まで考えた日は忘れることができません
早くハルコちゃんが幸せになってほしいです
過去の自分に「今は幸せだから、大丈夫だから…必ず幸せになれるから…命だけは大切に」って言える日が来るのを待っています
コメントありがとうございます。
6年間も…自分を傷つけたいと思うほど辛い時間を過ごし
けれども今は家族と共に幸せに過ごされているとのこと、よかったです…!
ハルコちゃんは現在とても幸せに暮らしています。
それこそ、家族だけでなく友達にも恵まれ楽しく日々を過ごしています。
辛いことがあっても、辛い目にあっても必ず幸せになれる。
それを伝えたい思いもあり、このお話を描き始めました。
ハルコちゃんが笑顔になれる最終話まで、丁寧に描いていきたいと思います。
ありがとうございます。
最初はどいつもこいつも、最悪な連中しか居ないと思ってたけど、まやちゃんは罪悪感でいっぱいだったんですね。私も「ありがとう」という気持ちになりました。
そしてイジメの主犯がこんな低年齢で周りを操る力を持ってるのが怖いです。精神科に通わなければならないのは加害者です。あと親も同罪です。
コメントありがとうございます。
皆が皆、いじめに加担しながら楽しんでいたり、なんとも思っていない…なんてことは決してなくて
きっと勇気が出ない、自分が同じ目に遭うかもしれないという恐怖に怯えている子も多いのだなと思います。
ここから、どうしていじめに発展したのか…少しずつ判明していきます。
いじめって本当に小さなことがきっかけで、誰でも被害に遭う可能性があるのかもしれませんね…