誰かにとって悪人でも　第261話

倒れた糸さん

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お腹を空かせているであろう「ノゾム」に盗んだパンと”伊達メガネ”を届けた希

もう二度と関わらないと誓う一方で

今後の「ノゾム」を守ってくれる相手を求め糸ばあの家へと赴きました。

ところが声をかけても返事がない家。施錠されていない玄関ドア。

不思議に思い戸を開けると、糸ばあが倒れていて…

本編

唯一頼れるのは

病院へと運ばれ、意識を取り戻した糸ばあは

目の前に座る希の姿を見て　自分を救ってくれたのが希であったとすぐに察します。

自分の情けなさを恨みながらもお礼を言うと

「話したいことがあったから家に立ち寄っただけだ」と話す希。

希は、糸ばあに望のことを託そうと考えていたのです。

つづきます。

※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

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