一緒のお墓に入ろっか!第三十八話

孤独な時間

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出産予定日は一ヶ月後。

当然運動会には問題なく参加できると思っていたけれど

予定よりも早く始まってしまった陣痛…

 

仕方のないことだと思いながらも

やっぱり悲しい…!

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一人目と二人目では状況が違う。

一人目の出産の時もそれはそれは色々とあったけれど

ただただ出産のことにだけ集中しておけばよかった。

 

ところが二人目の出産となるとそうはいきません。

上の子を預けたりその間の心配はもちろん、周りの家族が病院で待機してくれる時間もうんと減ります。

 

ことげの時と同様、夫は基本的に急に仕事を休んだりすることはできず

たった一人で陣痛に耐えることとなりました。

 

 

言ったってしょうがないこと、どうしようもないことはくよくよ悩まない性格の夫は

「運動会に行けなかった」という悲しみについてはちっとも共感してくれず

 

急には休めないことは理解していても、やっぱり今回も仕事に行っちゃう。

実家の父も母も、ことげのこと以外の用事もあってすぐにはこれない。

 

 

孤独!なんか孤独だぞ畜生!!

もう誰にも頼らずひとりで産んでやる!!

 

 

意地になった私は、夫や両親がやってくる午後までになんとしてでも産んでやろう!

と心と腹に誓ったのです。

 

 

続きます。

 

それにしても一人きりで痛みに耐える時間は本当に孤独でした。

コロナ禍になり、一人で耐える妊婦さんは増えたと思いますが

本当にみんな、頑張ってる…!みんなえらい…!

 

 

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