一緒のお墓に入ろっか!第三十八話
- 2022.12.08
- 04 夫婦エピソード
- 12 一緒のお墓に入ろっか
孤独な時間
出産予定日は一ヶ月後。
当然運動会には問題なく参加できると思っていたけれど
予定よりも早く始まってしまった陣痛…
仕方のないことだと思いながらも
やっぱり悲しい…!
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一人目と二人目では状況が違う。
一人目の出産の時もそれはそれは色々とあったけれど
ただただ出産のことにだけ集中しておけばよかった。
ところが二人目の出産となるとそうはいきません。
上の子を預けたりその間の心配はもちろん、周りの家族が病院で待機してくれる時間もうんと減ります。
ことげの時と同様、夫は基本的に急に仕事を休んだりすることはできず
たった一人で陣痛に耐えることとなりました。
言ったってしょうがないこと、どうしようもないことはくよくよ悩まない性格の夫は
「運動会に行けなかった」という悲しみについてはちっとも共感してくれず
急には休めないことは理解していても、やっぱり今回も仕事に行っちゃう。
実家の父も母も、ことげのこと以外の用事もあってすぐにはこれない。
孤独!なんか孤独だぞ畜生!!
もう誰にも頼らずひとりで産んでやる!!
意地になった私は、夫や両親がやってくる午後までになんとしてでも産んでやろう!
と心と腹に誓ったのです。
続きます。
それにしても一人きりで痛みに耐える時間は本当に孤独でした。
コロナ禍になり、一人で耐える妊婦さんは増えたと思いますが
本当にみんな、頑張ってる…!みんなえらい…!
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