F1日本グランプリへ行きました 最終話
美しすぎると、それは見えなくなる。
あまりに美しくて直視することができず、
声を掛けるという選択肢も出てこず、
ただ棒立ち。
こういう時にどうすべきか。なんてことを全くシミュレーションできていませんでした。
ありとあらゆる方向から突き出てくる人の手やサインペンと黄色い声。
世界にたった20人しか居ないF1ドライバーにして、
目の前で白く発光する20歳の美少年。
そのオーラに完全に飲み込まれた娘は恐れおののき大泣きしました。
ギャン泣きしていても抱っこしてもらっている赤ちゃんはいたのだけど、
ついつい申し訳なくて引っ込んでしまったわたし。
勿体無いことしたなぁ…
泣いてでも、抱っこでもしてもらえたら、写真でもとってあげられたら、
むすめが大きくなった時に見せて喜ばせてあげられたかもしれないのに…!
だって彼は来年からフェラーリドライバーとしてベッテルと共に走るんやで。
すごい方なんやで。世界屈指のチームのドライバーとして走るんやで。
混乱しつつも必死で貰ったサイン入りプログラムを部屋に飾りつつ、
次週からはルクレールを全力で応援することにした私でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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