誰かにとって悪人でも 第278話

強く振り払い

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前向きに頑張ることもなく、人を慈しむこともなく生きてきた希。

けれども、息子である望にだけは、その限りではありませんでした。

 

そんな望本人から投げかけられた言葉。

それらは全て図星ではあったものの、

唯一、大切に想ってきた息子の口からだけは、聞きたくない内容。

 

希は思わず手を伸ばし、かつて自分が贈った伊達メガネを奪い取ります。

必死に取り戻そうとする望を振り払い、強く地面に叩きつけ…

本編

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懐かしい声

意図せず望を傷つけてしまい

後悔とも、反省とも言えない苦しい気持ちに苛まれる希。

 

傷つけたいわけではなかった。

けれど、自分を蔑みながらも

贈った伊達メガネを大切にしていることがどうしても許せなかった。

強く振り払い傷つけてしまったのは

わざとではないけれど、わざとだったのかもしれない。

 

そんな希の前に

「まるで幼い子どもみたいだね」と懐かしい声を持つ人物が近寄ります。

 

その人物は、かつて共に暮らし

糸ばあとメグムとの縁を繋いだ「紬」でした。

 

つづきます。

 

※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

 

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