誰かにとって悪人でも 第217話

本当は怖いんでしょう

前回の話はこちら

はじめから読む

笑顔を崩さずに淡々と

ひどい言葉を繰り返したり他人を嘲笑う様子を見せる希

 

そんな希を見た望は

 

「自分が何も持っていないから

ひとりになるのが怖いから

人を傷つけてその寂しさを埋めようとしている可哀想な人だ」

 

そんな言葉をぶつけます。

本編

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お前とは違う

どんな言葉を浴びせられても

「何も感じない」という希。

 

望くんは、その普通ではない様子に

「誰とも出会わなかった自分」を重ねます。

 

けれども希も自分と同じ。

色々な人と出会い、幾度となく人の温かさに触れる機会はあったはず。

それを受け取ることができなかった哀れな人だ。

 

そう感じたのです。

 

つづきます。

 

※こちらのお話は実在の人物、及び実話をモデルに描いておりますが、

かなりフェイクを加えておりますので創作エッセイとしてお読みいただければと思います。

 

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はじめから読む

 

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