高卒で就職して一年で辞めました 第三十三話

「女性だけの職場」だけどいい環境!

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※登場人物の名前、設定、職種など

事実とは少し変えて描いております。

高校を卒業してすぐに就職した会社で「女性のみ」の部署で1年間ずっと叱られ続け

他の部署の女性社員にも嫌われてしまうという経験をした為か、軽い女性恐怖症になっていた私。

 

ところがパートとして働くこととなった新しい職場は

想像していた「女性だけの職場」とは全く違ったのです。

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頼ってもらえる…!!

 

「高卒女はでしゃばってはいけない」というすりこみを振り払うことができた日から

 

他のスタッフからも

「こんなこともできたりする?」

「困っている業務があるんだけど、なんとかできる?」

と多くの質問や助言を求めてもらえるようになっていました。

 

 

今まで頼られたことのない私はうんと張り切り、

例えその時は何も浮かばなくても諦めずに解決方法を探しました。

 

そのときはできないことも

調べたり、勉強したりすることで

また新たなことを覚えらえる。

 

その都度少しずつ知識を身につけていき、できることも増えていきました。

 

なんでもやってみるもんや…!

「ありがとう」

 

今まであまり言われたことがなかった為か

その言葉を聞くのが嬉しくて嬉しくて。

 

まるで小さい子供のように、家のお手伝いを頑張るかの如く

なんでも張り切って引き受けました。

 

 

笑顔と共に貰える「ありがとう」は

当時の私にとって、給料よりも何よりも嬉しいものでした。

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会社間定期便が急ぎの仕事のあるこの日に限って無くなり、

同じくパート勤務で主婦であり母でもある女性スタッフが

仕事終わりの夕方から本社に車を走らるしかない。と、とても困っていました。

 

勤務時間が終わると、弾き語りに通い続けていた私。

 

いつも歌っている駅前のそばに本社があるとのことだったので

迷う必要もなく「代わりに私が!」と手を挙げました。

やっぱりもらえる「ありがとう」

 

 

いえいえ!今回は本当に「ついで」ですから!

でも嬉しい。感謝されることが、役に立てることが嬉しくてたまらない。

 

幸せいっぱいの気持ちの中で、

勤務時間終了後、荷物を持って本社へと向かったのです。

 

そこで待ち受けていたのは…

 

恐らく人生で最も重要となる「とある人物」との出会いを果たすことになります。

 

つづきます…

 

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