高卒で就職して一年で辞めました 第三十三話
- 2021.06.21
- 03 実話体験
- 02 エッセイ漫画, 08 高卒で就職して一年で辞めました
「女性だけの職場」だけどいい環境!
※登場人物の名前、設定、職種など
事実とは少し変えて描いております。
高校を卒業してすぐに就職した会社で「女性のみ」の部署で1年間ずっと叱られ続け
他の部署の女性社員にも嫌われてしまうという経験をした為か、軽い女性恐怖症になっていた私。
ところがパートとして働くこととなった新しい職場は
想像していた「女性だけの職場」とは全く違ったのです。
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頼ってもらえる…!!
「高卒女はでしゃばってはいけない」というすりこみを振り払うことができた日から
他のスタッフからも
「こんなこともできたりする?」
「困っている業務があるんだけど、なんとかできる?」
と多くの質問や助言を求めてもらえるようになっていました。
今まで頼られたことのない私はうんと張り切り、
例えその時は何も浮かばなくても諦めずに解決方法を探しました。
そのときはできないことも
調べたり、勉強したりすることで
また新たなことを覚えらえる。
その都度少しずつ知識を身につけていき、できることも増えていきました。
なんでもやってみるもんや…!
「ありがとう」
今まであまり言われたことがなかった為か
その言葉を聞くのが嬉しくて嬉しくて。
まるで小さい子供のように、家のお手伝いを頑張るかの如く
なんでも張り切って引き受けました。
笑顔と共に貰える「ありがとう」は
当時の私にとって、給料よりも何よりも嬉しいものでした。
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会社間定期便が急ぎの仕事のあるこの日に限って無くなり、
同じくパート勤務で主婦であり母でもある女性スタッフが
仕事終わりの夕方から本社に車を走らるしかない。と、とても困っていました。
勤務時間が終わると、弾き語りに通い続けていた私。
いつも歌っている駅前のそばに本社があるとのことだったので
迷う必要もなく「代わりに私が!」と手を挙げました。
やっぱりもらえる「ありがとう」
いえいえ!今回は本当に「ついで」ですから!
でも嬉しい。感謝されることが、役に立てることが嬉しくてたまらない。
幸せいっぱいの気持ちの中で、
勤務時間終了後、荷物を持って本社へと向かったのです。
そこで待ち受けていたのは…
恐らく人生で最も重要となる「とある人物」との出会いを果たすことになります。
つづきます…
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