仮住まいへの引越し編　第四話

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もともと体力がなく、暑さに滅法弱い私

知り合ってから、かつてここまで落ち込んだ夫を見たことがあっただろうか。

と思うほど元気のない夫を見て

「なんとかしないと！」

という気持ちでいっぱいになりました。

よくよく考えたら私の大切なゲームでもありますし、

今の時代のゲーム機には膨大な個人情報…クレジットカード登録までされていたり…

でも今、一番大切なことは夫を助けること！！

そう思い普段使わない体力をフルで使ってくまなく探し回りました。

夫には警察への電話を促したのですが、

いつもの夫とは違い冷静さを欠いており、なかなか電話をかけず。

その間も通りのお店のスタッフさんなどに声をかけたりなど、

休まずゲームたちの行方を探し回りました。

睡眠不足でろくに水分もとっていない私の視界は

だんだんと歪んだものになっていきました。

つづく…。

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