出産レポ〜初めてのお産編 第九話
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出産レポ〜初めてのお産編
師長さんの叱られたことで、
自分が、周りの人間や、自分の妙なプライドのことばかり考えて、
お産に集中していなかったことに気づけました。
夏の暑さで精神的に限界だったことも、
クーラーを限界まで強めて一気に涼しくしてくれました。
すると…
(※今回、少々汚い表現が出てきます。苦手な方は閲覧をお控えください。)
それは奇跡のような出来事でした。
入院してすぐにラミナリアで4センチまでこじ開けた子宮口は、
その後20時間以上経過してもそれ以上開くことはなく、
痛みだけが強くなる中で全く微動だにしなかったんです。
それが、クーラーで涼しくなった部屋と、
周りの人間に気を遣わなくていいということ、
痛いと言っても恥ずかしくないんだってこと、
陣痛の痛みはあれど、それ以外の全てから解放されたことで
リラックスできたのでしょう。
急激に訪れたなんとも言えない便意………
もとい、極限の陣痛、
気張りたくないのに気張ってしまう、
まさに
うわああ!!出てくる!!!!
生まれる!!!!!!!!!!
そんな感覚に陥りました。
ほんの数十分前まで4センチだった子宮口は、みるみるうちに全開まで広がり、
分娩室まで行けることになったのでした。
次回、最終回です。
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