出産レポ〜初めてのお産編 第六話
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出産レポ〜初めてのお産編
前々日の夜から少しずつ陣痛が始まり、
深夜に念の為産婦人科に来て、
まだまだ産まれそうにないけれど、「ラミナリア」を使って産んでみましょう。
ということで
悶絶するほどの痛みに3時間耐え、
ようやく「ラミナリア」を除去。
通常の陣痛になり、
夏の暑さと戦いながら弱音を吐かず、
笑顔すら作りながらがんばった20時間…
そんな中、産婦人科の先生が下した決断は
「明日の朝の6時まで進展がないなら、帝王切開しましょう」ということでした。
ついに私、弱音なんか吐きました。
あれほど(どれほど)「絶対に弱音は吐かんぞ!!」と強く自分に誓っていたのにです。
20時間以上戦ったんです。
あとちょっとくらい、頑張ればいいじゃないですか。情けない。
「どんなに痛くても、明日にはかわいい赤ちゃんを腕に抱いてるんだ!」
という希望が、ついさっきまで極限の痛みを凌駕していたんです。
しかし「朝6時になったら帝王切開」と言われた時、
「一体、今は何時なの?」と時計を確認したら、
ちょうど長い針も短い針も、ぴったり0時を指していました。
あと6時間も?
あと6時間も、ただ痛いだけが続くの?
この時からすでに精神的に追い詰められていました。
ここまで頑張ったのに…
痛くても、声も上げず、痛くないふりすらしながら、懸命に頑張ったのに…
それも全部無意味じゃないか。
それならあんなに痛かった「ラミナリア」なんか入れずに、
はじめから帝王切開にしてくれたらよかったじゃないか。
もうとっくに終わってたかもしれないじゃないか。
次から次へとネガティブな思考が生まれては頭の中をぐるぐる徘徊しはじめました。
思えばこのとき、暑さで気が狂いそうでした。
それなのに足だけは冷やすまいと、布団までかぶっていました。
(妊婦は冷やしちゃいけませんからね!)
元気いっぱい健康満点なときですら、
暑さは時として人の精神を狂わせるというのに。
もともと私、暑さには滅法弱く、汗かきで、夏が大嫌い。
極限の状況と体感猛暑の中で、もう限界だったんです…
つづきます。
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