出産レポ〜初めてのお産編 第五話

出産レポ〜初めてのお産編

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ラミナリアの重苦しい激痛を耐え抜き、

次に訪れたのは陣痛の苦しみ…ではなく、

 

ただただ、暑い!

 

真夏の出産、汗だくの中で陣痛と戦うことになりました。

しかし、妊娠発覚から今日までずっと「妊婦は冷やすな。冷えるとお産が重くなる」と言われ続けてきたので、

クーラーを強めるなんて選択肢は全く思い浮かびませんでした…

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お産が進まない。

 

何度も何度も「寝ない」と断ってきた周りに、

 

「まだまだ生まれないから平気。

生まれそうなら呼ぶし、

ずっと起きていられても気を使って思う存分痛がれないから、

頼むから寝ておくれ。

お父さんとお母さんがいたら夫が気を使って横になれないだろうから、

夫のためにも帰ってあげて。

私は痛みがあるから眠くならないけど、

2日も徹夜したら倒れるよ。

頼りたい時に頼れないやんか。」

 

と何度もお願いして寝てもらいました。

 

 

実際夫は、何度も病室に助産師さんが訪れるため、

ほとんど眠れなかったようでした。

その姿をみると気の毒で、申し訳なくさえ感じました。

 

父と母は、実家に戻ると遠くなってしまうので、

私の家の鍵を渡して休んでもらうことにしました。

父と母が居なくなり、

夫と2人だけになった深夜のことでした。

 

いつもは沢山の妊婦さんや助産師さんが行き交う産婦人科がシーンと静まり返り、

明かりもほとんどついておらず暗い中、

診察室まで歩いたのを昨日のことのように覚えています。

 

そこで言われた言葉は、

このままだとお腹の中の赤ちゃんが弱ってしまうから、

朝まで待ってもダメなら帝王切開しましょう。というお話でした。

 

つづきます。


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